2018年02月14日

『出口汪の「最強!」の書く技術』



『出口汪の「最強!」の書く技術』
出口汪


印象的なくだり

現代の私たちは不特定多数の読者に対して「書く」ことを求められているのです。
そして、そのために不可欠なのが「論理的に書く技術」なのです(P.002)。


いちど発信した文章は二度と取り返すことができません。
もし、そうした日本語の規則を知らなかったら、生涯間違った文章を書き続けることになります(P.003)。


相手の手に渡った文章や、デジタルデータとして公開された文章は、たとえ論理的でなかったり、日本語の規則に違反していても、自分の手の届かないところで保存されてしまう可能性があるんだ。つまり文章は、ハルカちゃんの能力や教養を刻印したまま、のちのちまで残るものなんだよ(P.046)。


では今から、一切言葉を使わずに、何でもいいから考えてみて。
(中略)
頭の中がぼんやりして、何も考えられません。
(中略)
こんなふうに、言葉を使わず、何かを考えようとしてもできない状態を、カオス(混沌)と言うんだ。
(中略)
聖書で「初めに言葉ありき」って書かれているんだけど、その意味を知ってる?
(中略)
たとえば、天と地が分かれ、人間が存在していても、言葉がなければ、天は天でなく、地は地でなく、人間は人間でない。全てがカオスの状態なんだ。
ひょっとして、「天」は「天」て言う言葉があるから、認識できるってことですか。
そう。言葉がない時も、もちろん、「天」はあったけど、それは「天」として認識されていなかった。つまり、人間が言葉を初めて持った瞬間、世界はカオスから脱却したんだ。
「はじめに言葉ありき」の意味がわかりました。
うん。そしてこのとき、人間が手にした言葉な感情語ではなく、論理語なんだよ。
論理語って、人間しか持っていない言葉なんですね。
うん。人間は言葉で世界を整理したんだ。天と地、動物と植物、心と体、神と悪魔、右と左など、あらゆるものをいったん言葉に置き換え、外界の情報を整理することで、初めて論理的に考えるようになったんだよ(P.062)。


文章を書くときのポイント
まず一つ目のポイントは、書きたいことが明確にあるかどうか。
書きたいことがないのに、無理に文章をひねり出しとって、うまくいくはずがないよね。
二つ目のポイントは、書くことが頭の中で整理できているかどうか。
自分の頭の中で整理できていないことを、人に伝えるのは難しい。不特定多数の読者が相手ならなおさらだ(P.123)。

posted by 福田茂孝 at 00:00| Comment(0) | 趣味:本のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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